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Fedoraのインストール

  
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開発機へのFedoraのインストール

この記事では開発機にFedoraをインストールします。

  
この作業は、開発機を実機で用意した場合にも、仮想マシンで用意した場合にも必要となる作業です。

インストールを開始するまでの手順は、開発機を実機で用意した場合と仮想マシンで用意した場合とで異なります。 以下を参考にインストールを開始してください。

開発機を実機で用意した場合

Fedora 23 Workstation LiveのISOイメージを書き込んだインストールDVDを光学ドライブにセットし、開発機の電源を投入します

  
光学ドライブから起動しない場合はBIOSの設定を確認してください。
  
BIOSの設定にて、光学ドライブの起動優先順位がハードディスクよりも高くなっている必要があります。

Fedoraが起動しますので、インストール作業を継続してください。

開発機を仮想マシンで用意した場合

前の記事で作成した仮想マシンを実行します。

  
以下の手順は、ホストOSがWindowsの場合を例に解説しています。 Linux系OSの場合は読み替えてください。

スタートメニューやデスクトップアイコンからVMware Workstation Playerを起動します。

1. VMware Workstation Playerの起動画像を拡大する
1. VMware Workstation Playerの起動

上図のようにVMware Workstation Playerが起動します。

次に、対象の仮想マシンを選択します。

2. 仮想マシンの選択画像を拡大する
2. 仮想マシンの選択

上図のように"Fedora 23 Workstation"を選択します。

続いて、電源を投入します。

3. 仮想マシンの再生(L)画像を拡大する
3. 仮想マシンの再生(L)

上図のように"仮想マシンの再生(L)"を押します。

仮想マシンが起動を開始します。

4. 取外し可能デバイス画像を拡大する
4. 取外し可能デバイス

上図のように『取外し可能デバイス』ウィンドウが表示されることがあります。 その場合には、"今後、このヒントを表示しない(S)" をチェクし、[OK]ボタンを押してウィンドウを閉じてください。

Fedoraが起動しますので、インストール作業を継続してください。

  
ごく稀に、Fedoraの起動途中で Kernel panic が発生することがあります。 その場合には、仮想マシンを再起動してください。
  

Fedoraのインストール

以下の手順でFedoraのインストールを行います。

1. Fedoraの起動

1. Fedoraの起動画像を拡大する
1. Fedoraの起動

何もせずに10秒待つか、キーボードのEnterキーを押します。

  
10秒経過すると自動的にFedoraが起動します。

2. 進捗

2. 進捗画像を拡大する
2. 進捗

Fedoraの起動が開始されます。 中央に表示されているFedoraのロゴが進捗を表しています。

  
起動が完了するのを待ちます。

3. 一時利用するかインストールするかの選択

3. 一時利用するかインストールするかの選択画像を拡大する
3. 一時利用するかインストールするかの選択

一時利用するかインストールするかの選択が表示されますので、[Try Fedora]ボタンを押します。

4. インストール方法の説明

4. インストール方法の説明画像を拡大する
4. インストール方法の説明

インストール方法の説明が表示されますので、[Close]ボタンを押します。

続いて、解像度の変更を行います。

  
低い解像度では作業しづらいので、最低でも1024 x 768にします。

5. Display Settingsを開く

5. Display Settingsを開く画像を拡大する
5. Display Settingsを開く

デスクトップの何もない場所を(1)のようにマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックし、表示されたメニューから(2)の"Display Settings"を実行します。

6. ディスプレイの選択

6. ディスプレイの選択画像を拡大する
6. ディスプレイの選択

ディスプレイの一覧が表示されますので、対象のディスプレイを選択します。

7. 解像度の設定画面

7. 解像度の設定画面画像を拡大する
7. 解像度の設定画面

解像度の設定画面が表示されます。

8. 解像度の変更

8. 解像度の変更画像を拡大する
8. 解像度の変更

解像度を "1024 x 768 (4:3)" に変更し、[Apply]ボタンを押します。

  
現状で1024 x 768以上の解像度であれば何もすることはありませんので、[Cancel]ボタンを押して画面を閉じてください。

9. 変更を保存するかどうかの確認

9. 変更を保存するかどうかの確認画像を拡大する
9. 変更を保存するかどうかの確認

変更を保存するかどうかの確認が表示されます。 画面が乱れたりしていなければ[Keep Changes]ボタンを押して確定します。

10. ディスプレイの選択画面を閉じる

10. ディスプレイの選択画面を閉じる画像を拡大する
10. ディスプレイの選択画面を閉じる

ディスプレイの選択画面を閉じます。

11. ダッシュボードを開く

11. ダッシュボードを開く画像を拡大する
11. ダッシュボードを開く

続いて、ダッシュボードを開きます。 画面の左上にある Activities をクリックするか、マウスカーソルを画面左上の隅に押し込みます。

  
キーボードのWindowsキー(Windowsキー)を押すことでもダッシュボードを開くことができます。
  
仮想マシンの場合はマウスカーソルを押し込むのは難しいでしょう。

12. インストーラの起動

12. インストーラの起動画像を拡大する
12. インストーラの起動

画面の左端にダッシュボードが表示されますので、インストーラを起動します。

  
インストーラの起動には少し時間がかかります。

13. 言語の選択

13. 言語の選択画像を拡大する
13. 言語の選択

言語の選択画面が表示されますので、"日本語" -> "日本語(日本)"と選択し、[Continue]ボタンを押します。

14. インストール概要画面

14. インストール概要画面画像を拡大する
14. インストール概要画面

インストール概要画面が表示されますので、"インストール先(D)"を押します。

15. パーティションの設定方法の選択

15. パーティションの設定方法の選択画像を拡大する
15. パーティションの設定方法の選択

パーティションの設定方法を選択します。 (1)の"I will configure partitioning."を選択して、(2)の[Done]ボタンを押します。

16. 手動パーティション設定画面

16. 手動パーティション設定画面画像を拡大する
16. 手動パーティション設定画面

手動パーティション設定画面が表示されます。 この画面は、手動でパーティションを設定するための画面です。

  
前の画面で"I will configure partitioning."を選択したことにより、この画面が表示されました。

では、手動でパーティションの作成を行います。

17. 標準パーティション

17. 標準パーティション画像を拡大する
17. 標準パーティション

"New mount points will use the following partitioning scheme:" に "標準パーティション" を選択します。

18. スワップ用のパーティションの追加

18. スワップ用のパーティションの追加画像を拡大する
18. スワップ用のパーティションの追加

パーティションの一覧の下にある[+]ボタンを押します。

19. スワップ用の新規マウントポイントの追加

19. スワップ用の新規マウントポイントの追加画像を拡大する
19. スワップ用の新規マウントポイントの追加

新規マウントポイントの追加画面が表示されます。 マウントポイント(P)に "swap" を、割り当てる領域(D)に 1GB を入力し、[マウントポイントの追加(A)]ボタンを押します。

20. 追加されたスワップ用のパーティション

20. 追加されたスワップ用のパーティション画像を拡大する
20. 追加されたスワップ用のパーティション

パーティションの一覧に、スワップ用のパーティションが追加されます。

21. ルートファイルシステム用のパーティションの追加

21. ルートファイルシステム用のパーティションの追加画像を拡大する
21. ルートファイルシステム用のパーティションの追加

パーティションの一覧の下にある[+]ボタンを押します。

22. ルートファイルシステム用の新規マウントポイントの追加

22. ルートファイルシステム用の新規マウントポイントの追加画像を拡大する
22. ルートファイルシステム用の新規マウントポイントの追加

新規マウントポイントの追加画面が表示されます。 マウントポイント(P)に "/" を、割り当てる領域(D)に 16GB を入力し、[マウントポイントの追加(A)]ボタンを押します。

23. 追加されたルートファイルシステム用のパーティション

23. 追加されたルートファイルシステム用のパーティション画像を拡大する
23. 追加されたルートファイルシステム用のパーティション

パーティションの一覧に、ルートファイルシステム用のパーティションが追加されます。

24. 1CD Linux用のパーティションの追加

24. 1CD Linux用のパーティションの追加画像を拡大する
24. 1CD Linux用のパーティションの追加

パーティションの一覧の下にある[+]ボタンを押します。

25. 1CD Linux用の新規マウントポイントの追加

25. 1CD Linux用の新規マウントポイントの追加画像を拡大する
25. 1CD Linux用の新規マウントポイントの追加

新規マウントポイントの追加画面が表示されます。 マウントポイント(P)に "/mylinux" を入力し、[マウントポイントの追加(A)]ボタンを押します。

  
割り当てる領域(D)は未入力とします。 割り当てる領域(D)が未入力の場合は、残りの領域が全て割り当てられます。

26. 追加された1CD Linux用のパーティション

26. 追加された1CD Linux用のパーティション画像を拡大する
26. 追加された1CD Linux用のパーティション

パーティションの一覧に、1CD Linux用のパーティションが追加されます。

27. パーティション構成の確認

27. パーティション構成の確認画像を拡大する
27. パーティション構成の確認

パーティション構成を確認します。 スワップ用のパーティションに約1GB、ルートファイルシステム用のパーティションに約16GB、残りが1CD Linux用のパーティション(/mylinux)に割当られていることを確認します。

28. パーティション構成の終了

28. パーティション構成の終了画像を拡大する
28. パーティション構成の終了

パーティション構成に問題がないことを確認し、[Done]ボタンを押します。

29. 変更の許可

29. 変更の許可画像を拡大する
29. 変更の許可

変更の概要が表示されます。 内容を確認し、[変更を許可する(A)]ボタンを押します。

30. インストールの開始

30. インストールの開始画像を拡大する
30. インストールの開始

[インストールの開始(B)]ボタンを押します。

31. 設定画面

31. 設定画面画像を拡大する
31. 設定画面

設定画面が表示されますので、"ROOTパスワード(R)"を押します。

  
バックグラウンドでインストールが実行されています。 画面下部にインストールの進捗が表示されます。

32. rootのパスワード設定

32. rootのパスワード設定画像を拡大する
32. rootのパスワード設定

(1)にrootのパスワードを入力し、(2)の[Done]ボタンを押します。

  
パスワードが短い場合など、パスワードに問題があると判断された場合には、[Done]ボタンを2回押さないと画面は進みません。

33. ユーザの作成画面へ

33. ユーザの作成画面へ画像を拡大する
33. ユーザの作成画面へ

"ユーザーの作成(U)"を押します。

34. 一般ユーザの作成

34. 一般ユーザの作成画像を拡大する
34. 一般ユーザの作成

(1)に一般ユーザのユーザアカウントのフルネーム・ユーザID・パスワードを入力し、(2)の[Done]ボタンを押します。

  
上記の例では、フルネームを "My Linux"、ユーザIDを "mylinux" に設定しています。

35. インストールの完了の待機

35. インストールの完了の待機画像を拡大する
35. インストールの完了の待機

インストールの完了を待ちます。

36. インストールの完了

36. インストールの完了画像を拡大する
36. インストールの完了

インストールが完了すると[終了(Q)]ボタンが表示されますので、[終了(Q)]ボタンを押します。

  
インストーラの終了を待ちます。

37. システムの終了

37. システムの終了画像を拡大する
37. システムの終了

画面の右上にあるシステムメニューを開き、電源オフボタンを押します。

38. Power Off

38. Power Off画像を拡大する
38. Power Off

[Power Off]ボタンを押します。

  
システムが終了し電源が切れます。
  

DVDの取り外し

最後に、Fedoraのインストールに使用したDVDを取り外します。

  
この作業は、開発機を実機で用意した場合にも、仮想マシンで用意した場合にも必要となる作業です。

DVDを取り外す手順は、開発機を実機で用意した場合と仮想マシンで用意した場合とで異なります。 以下を参考にDVDを取り外してください。

開発機を実機で用意した場合

開発機の電源が投入されている状態で光学ドライブのイジェクトボタンを押し、DVDを取り外します

開発機を仮想マシンで用意した場合

仮想マシンの設定を変更します。

  
以下の手順は、ホストOSがWindowsの場合を例に解説しています。 Linux系OSの場合は読み替えてください。

スタートメニューやデスクトップアイコンからVMware Workstation Playerを起動します。

1. VMware Workstation Playerの起動画像を拡大する
1. VMware Workstation Playerの起動

上図のようにVMware Workstation Playerが起動します。

次に、対象の仮想マシンを選択します。

2. 仮想マシンの選択画像を拡大する
2. 仮想マシンの選択

上図のように"Fedora 23 Workstation"を選択します。

続いて、仮想マシンの設定を変更します。

3. 仮想マシン設定の編集(D)画像を拡大する
3. 仮想マシン設定の編集(D)

上図のように"仮想マシン設定の編集(D)"を押します。

4. 仮想マシン設定画像を拡大する
4. 仮想マシン設定

上図のように仮想マシン設定画面が開きます。

では、DVDを取り外します。

5. 光学ドライブを物理ドライブに接続画像を拡大する
5. 光学ドライブを物理ドライブに接続

上図のようにハードウェアの一覧からCD/DVD(IDE)の行を選択し、接続に "物理ドライブを使用する(P)" を選択します。

設定を終えたら、[OK]ボタンを押します。

 
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