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Automake

  

Automakeのビルド

Automakeは、Autoconfが利用する Makefile.in を生成するためのコマンド群です。 Automakeは、Makefile.am から Makefile.in を生成します。

  
Automake、Autoconf、Libtoolを合わせてGNU Autotoolsと呼びます。

ビルド・インストール前リストの生成

最初に、ビルド・インストール前リストを生成します。


/sources/genprevlist.sh > /dev/null 2>&1

 

ソースファイルの展開

ソースファイルを展開します。


cd /sources
tar xvf automake-1.15.tar.xz
cd automake-1.15

 

configure

configureを実行します。


./configure \
  --prefix=/usr \
  --docdir=/usr/share/doc/automake-1.15 > ../../logs/configurelog.automake 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../../logs/configurelog.automake

 

ビルド

ビルドを実行します。


make

 

ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

テスト

テストを行います。


sed -i -e 's,./configure,LEXLIB=/usr/lib/libfl.a &,' t/lex-clean-cxx.sh
sed -i -e 's,./configure,LEXLIB=/usr/lib/libfl.a &,' t/lex-depend-cxx.sh
make -j4 check 2>&1 | tee ../../logs/checklog.automake

 

テストが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


grep '^#.*:' ../../logs/checklog.automake

 

以下のように、"FAIL" と "ERROR" が 0(ゼロ) であれば問題ありません

# TOTAL: 2899
# PASS:  2704
# SKIP:  154
# XFAIL: 41
# FAIL:  0
# XPASS: 0
# ERROR: 0

インストール

インストールを行います。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

ソースファイル付属文書のインストール

ソースファイルに付属している文書のインストールを行います。


mkdir -vp /usr/share/doc/automake-1.15
cp -va AUTHORS      /usr/share/doc/automake-1.15
cp -va COPYING      /usr/share/doc/automake-1.15
cp -va ChangeLog    /usr/share/doc/automake-1.15
cp -va HACKING      /usr/share/doc/automake-1.15
cp -va INSTALL      /usr/share/doc/automake-1.15
cp -va NEWS         /usr/share/doc/automake-1.15
cp -va README       /usr/share/doc/automake-1.15
cp -va THANKS       /usr/share/doc/automake-1.15

 

後始末

ディスクを圧迫しないよう、ビルド用のディレクトリを削除します。


cd ..
rm -fr automake-1.15

 

インストールリストの生成

最後に、インストールリストを生成します。


/sources/genpostlist.sh > /dev/null 2>&1
/sources/gendifflist.sh automake

 
  
  

まとめ

Automakeは、Autoconfが利用する Makefile.in を生成するためのコマンド群です。

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