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新システムの作成(前半)

  

新システムのビルド(前半)

では、新システムの構築を開始します。 ここからはチェンジルート環境で作業を行います

構築作業は、前半・一時的な開発ツールの調整・後半に分かれますが、この節では前半の作業を行います。 前半の作業では、一時的な開発ツールの調整の準備を行います

では、チェンジルートを行いましょう。


/root/chroot.sh

 

以下のように見た目にはあまり変化はありませんが、/mylinuxがルートディレクトリになっています

[root@localhost mylinux]# /root/chroot.sh
mount: /dev bound on /mylinux/dev.
mount: devpts mounted on /mylinux/dev/pts.
mount: proc mounted on /mylinux/proc.
mount: sysfs mounted on /mylinux/sys.
mount: tmpfs mounted on /mylinux/run.
MYLINUX@I have no name!:/#

つまり、Fedoraの環境を参照することはできません。 これは、Fedoraに依存しない環境に持ち込めたことを意味しています。

なお、シェルプロンプトに "I have no name!" と表示されているのはユーザアカウントの情報が取得できないためです。 チェンジルート後の環境には/etc/passwdや/etc/groupファイルがないためユーザアカウントの情報は取得できません。

では、チェンジルートしたままで次の記事へ進みましょう

この節の内容

  1. 基本ファイルシステムの作成
  2. Linuxのヘッダファイル
  3. man-pages
  4. glibc
  5. ビルド後の追加作業

では、[次の記事へ]ボタンを押して、この節の次の記事へ進みましょう

  
  
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