では、新システムの構築を開始します。 ここからはチェンジルート環境で作業を行います。
構築作業は、前半・一時的な開発ツールの調整・後半に分かれますが、この節では前半の作業を行います。 前半の作業では、一時的な開発ツールの調整の準備を行います。
では、チェンジルートを行いましょう。
/root/chroot.sh
以下のように見た目にはあまり変化はありませんが、/mylinuxがルートディレクトリになっています。
[root@localhost mylinux]# /root/chroot.sh mount: /dev bound on /mylinux/dev. mount: devpts mounted on /mylinux/dev/pts. mount: proc mounted on /mylinux/proc. mount: sysfs mounted on /mylinux/sys. mount: tmpfs mounted on /mylinux/run. MYLINUX@I have no name!:/#
つまり、Fedoraの環境を参照することはできません。 これは、Fedoraに依存しない環境に持ち込めたことを意味しています。
なお、シェルプロンプトに "I have no name!" と表示されているのはユーザアカウントの情報が取得できないためです。 チェンジルート後の環境には/etc/passwdや/etc/groupファイルがないためユーザアカウントの情報は取得できません。
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