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glibc

  

glibcのビルド

glibcは、GNUプロジェクトによる標準Cライブラリです。 C言語で記述されたソフトウェアの開発・実行に必要とされます

  
ある一時期、LinuxではglibcからフォークしたLinux libcが利用されていました。 現在では、再びglibcが使われていますが、今でもパッケージ名がlibc6となっているディストリビューションがあるのはその時期の名残りです。

ソースファイルの展開

ソースファイルを展開します。


cd $MYLINUX/sources
tar xvf glibc-2.21.tar.xz
cd glibc-2.21

 

ビルド用ディレクトリの準備

ビルド用ディレクトリを準備します。


mkdir -vp ../glibc-build
cd ../glibc-build

 
  
glibcでは、ソースファイルが置かれているディレクトリでのビルドは推奨されていません。 別にビルド用のディレクトリを用意し、そこでビルドを行うことが推奨されています。

configure

configureを実行します。


../glibc-2.21/configure \
  --host=$MYLINUX_TARGET \
  --prefix=/tools \
  --build=$(../glibc-2.21/scripts/config.guess) \
  --with-headers=/tools/include \
  libc_cv_forced_unwind=yes \
  libc_cv_ctors_header=yes \
  libc_cv_c_cleanup=yes > ../../logs/configurelog.glibc 2>&1

 
  
実行プラットフォームを --host=$MYLINUX_TARGET としています。 この指定により、ターゲットプラットフォームを --target=$MYLINUX_TARGET としてビルドした実行ファイルが利用されるようになります。

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../../logs/configurelog.glibc

 

ビルド

ビルドを実行します。


make

 

ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

インストール

インストールを行います。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

後始末

ディスクを圧迫しないよう、ビルド用のディレクトリを削除します。


cd ..
rm -fr glibc-2.21
rm -fr glibc-build

 
  
  

まとめ

glibcは、GNUプロジェクトによる標準Cライブラリです。

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