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libpipeline

  

libpipelineのビルド

libpipelineは、子プロセスとのパイプを扱うためのライブラリです。 本来であれば、fork関数、exec系関数、pipe関数を呼び出して子プロセスとのパイプを制御しなくてはならないところを、libpipelineを使うことで安全に簡単に実装することができます。

ビルド・インストール前リストの生成

最初に、ビルド・インストール前リストを生成します。


/sources/genprevlist.sh > /dev/null 2>&1

 

ソースファイルの展開

ソースファイルを展開します。


cd /sources
tar xvf libpipeline-1.4.1.tar.gz
cd libpipeline-1.4.1

 

configure

configureを実行します。


PKG_CONFIG_PATH=/tools/lib/pkgconfig ./configure \
  --prefix=/usr > ../../logs/configurelog.libpipeline 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../../logs/configurelog.libpipeline

 

ビルド

ビルドを実行します。


make

 

ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

テスト

テストを行います。


make check 2>&1 | tee ../../logs/checklog.libpipeline

 

テストが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


grep '^#.*:' ../../logs/checklog.libpipeline

 

以下のように、"FAIL" と "ERROR" が 0 (ゼロ) であれば問題ありません

# TOTAL: 7
# PASS:  7
# SKIP:  0
# XFAIL: 0
# FAIL:  0
# XPASS: 0
# ERROR: 0

インストール

インストールを行います。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

ソースファイル付属文書のインストール

ソースファイルに付属している文書のインストールを行います。


mkdir -vp /usr/share/doc/libpipeline-1.4.1
cp -va COPYING        /usr/share/doc/libpipeline-1.4.1
cp -va ChangeLog      /usr/share/doc/libpipeline-1.4.1
cp -va ChangeLog-2013 /usr/share/doc/libpipeline-1.4.1
cp -va INSTALL        /usr/share/doc/libpipeline-1.4.1
cp -va NEWS           /usr/share/doc/libpipeline-1.4.1
cp -va README         /usr/share/doc/libpipeline-1.4.1
cp -va TODO           /usr/share/doc/libpipeline-1.4.1

 

後始末

ディスクを圧迫しないよう、ビルド用のディレクトリを削除します。


cd ..
rm -fr libpipeline-1.4.1

 

インストールリストの生成

最後に、インストールリストを生成します。


/sources/genpostlist.sh > /dev/null 2>&1
/sources/gendifflist.sh libpipeline

 
  
  

まとめ

libpipelineは、子プロセスとのパイプを扱うためのライブラリです。

 
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