attrは、拡張ファイル属性を設定・参照するためのコマンドおよびライブラリ群です。 拡張ファイル属性とは、従来のファイル属性である、
などに加えて、アプリケーションや利用者が自由に属性値を設定できるようにするための仕組みです。
最初に、ビルド・インストール前リストを生成します。
/sources/genprevlist.sh > /dev/null 2>&1
ソースファイルを展開します。
cd /sources tar xvf attr-2.4.47.src.tar.gz cd attr-2.4.47
展開したソースファイルを修正します。
sed -i -e 's,/@pkg_name@,&-@pkg_version@,' include/builddefs.in
configureを実行します。
./configure \ --prefix=/usr \ --bindir=/bin > ../../logs/configurelog.attr 2>&1
configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。
cat ../../logs/configurelog.attr
テストを行います。
make -j1 tests 2>&1 | tee ../../logs/checklog.attr
テストが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。
grep 'commands' ../../logs/checklog.attr
以下の結果であれば問題ありません。
114 commands (114 passed, 0 failed)
インストールを行います。
make install
続いて、ヘッダファイルをインストールします。
make install-dev
さらに、ライブラリをインストールします。
make install-lib
インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。
インストール後の追加作業を行います。 ライブラリを、本来あるべきディレクトリに移動します。
mv -v /usr/lib/libattr.so.* /lib ln -vsf ../../lib/$(readlink /usr/lib/libattr.so) /usr/lib/libattr.so
ライブラリを /lib に移動し、/usr/lib からのシンボリックリンクを再生成しています。
ソースファイルに付属している文書のインストールを行います。
mkdir -vp /usr/share/doc/attr-2.4.47 cp -va README /usr/share/doc/attr-2.4.47 cp -va VERSION /usr/share/doc/attr-2.4.47 cp -va doc/CHANGES /usr/share/doc/attr-2.4.47 cp -va doc/COPYING /usr/share/doc/attr-2.4.47 cp -va doc/COPYING.LGPL /usr/share/doc/attr-2.4.47 cp -va doc/INSTALL /usr/share/doc/attr-2.4.47 cp -va doc/PORTING /usr/share/doc/attr-2.4.47
最後に、インストールリストを生成します。
/sources/genpostlist.sh > /dev/null 2>&1 /sources/gendifflist.sh attr