トップ > 最小システムの構築 > 新システムの作成(後半) >
Expat

  

Expatのビルド

Expatは、XML(Extensible Markup Language)を解析するためのコマンドおよびライブラリ群です。 つまり、ExpatはいわゆるXMLパーサです。

ビルド・インストール前リストの生成

最初に、ビルド・インストール前リストを生成します。


/sources/genprevlist.sh > /dev/null 2>&1

 

ソースファイルの展開

ソースファイルを展開します。


cd /sources
tar xvf expat-2.1.0.tar.gz
cd expat-2.1.0

 

configure

configureを実行します。


./configure \
  --prefix=/usr > ../../logs/configurelog.expat 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../../logs/configurelog.expat

 

ビルド

ビルドを実行します。


make

 

ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

テスト

テストを行います。


make check 2>&1 | tee ../../logs/checklog.expat

 

テストが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


grep 'Checks:' ../../logs/checklog.expat

 

以下のように、"Failed" が 0(ゼロ) であれば問題ありません

100%: Checks: 50, Failed: 0
100%: Checks: 50, Failed: 0

インストール

インストールを行います。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

ソースファイル付属文書のインストール

ソースファイルに付属している文書のインストールを行います。


mkdir -vp /usr/share/doc/expat-2.1.0
cp -va CMake.README /usr/share/doc/expat-2.1.0
cp -va COPYING      /usr/share/doc/expat-2.1.0
cp -va Changes      /usr/share/doc/expat-2.1.0
cp -va README       /usr/share/doc/expat-2.1.0
cp -va doc/*.html   /usr/share/doc/expat-2.1.0
cp -va doc/*.css    /usr/share/doc/expat-2.1.0
cp -va doc/*.png    /usr/share/doc/expat-2.1.0

 

後始末

ディスクを圧迫しないよう、ビルド用のディレクトリを削除します。


cd ..
rm -fr expat-2.1.0

 

インストールリストの生成

最後に、インストールリストを生成します。


/sources/genpostlist.sh > /dev/null 2>&1
/sources/gendifflist.sh expat

 
  
  

まとめ

Expatは、XML(Extensible Markup Language)を解析するためのコマンドおよびライブラリ群です。

メニュー