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Make

  

Makeのビルド

Makeは、ビルド作業を自動化するためのコマンドです。 Makefileの記述に従い、依存関係を考慮したコンパイル・リンク・インストールなどの作業を行います。

  
ソフトウェアのビルドだけではなく、XMLファイルからHTMLファイルを生成するなど、文書の生成にも活躍します。

ビルド・インストール前リストの生成

最初に、ビルド・インストール前リストを生成します。


/sources/genprevlist.sh > /dev/null 2>&1

 

ソースファイルの展開

ソースファイルを展開します。


cd /sources
tar xvf make-4.1.tar.bz2
cd make-4.1

 

configure

configureを実行します。


./configure \
  --prefix=/usr > ../../logs/configurelog.make 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../../logs/configurelog.make

 

ビルド

ビルドを実行します。


make

 

ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

テスト

テストを行います。


make check 2>&1 | tee ../../logs/checklog.make

 

テストが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


grep 'Tests' ../../logs/checklog.make

 

以下の結果であれば問題ありません

540 Tests in 118 Categories Complete ... No Failures :-)

インストール

インストールを行います。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

ソースファイル付属文書のインストール

ソースファイルに付属している文書のインストールを行います。


mkdir -vp /usr/share/doc/make-4.1
cp -va ABOUT-NLS      /usr/share/doc/make-4.1
cp -va AUTHORS        /usr/share/doc/make-4.1
cp -va COPYING        /usr/share/doc/make-4.1
cp -va INSTALL        /usr/share/doc/make-4.1
cp -va NEWS           /usr/share/doc/make-4.1
cp -va README         /usr/share/doc/make-4.1
cp -va README.Amiga   /usr/share/doc/make-4.1
cp -va README.DOS     /usr/share/doc/make-4.1
cp -va README.OS2     /usr/share/doc/make-4.1
cp -va README.VMS     /usr/share/doc/make-4.1
cp -va README.W32     /usr/share/doc/make-4.1
cp -va README.customs /usr/share/doc/make-4.1

 

後始末

ディスクを圧迫しないよう、ビルド用のディレクトリを削除します。


cd ..
rm -fr make-4.1

 

インストールリストの生成

最後に、インストールリストを生成します。


/sources/genpostlist.sh > /dev/null 2>&1
/sources/gendifflist.sh make

 
  
  

まとめ

Makeは、ビルド作業を自動化するためのコマンドです。

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