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Tarのビルド
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Tarのビルド

Tar(Tape ARchives)は、ファイルを書庫化・展開するためのコマンド群です。名前の通り、元々は磁気テープへアーカイブすることが前提のコマンド群です。

ビルド・インストール前リストの生成

最初に、ビルド・インストール前リストを生成します。


/sources/genprevlist.sh > /dev/null 2>&1

ソースファイルの展開

ソースファイルを展開します。


cd /sources
tar xvf tar-1.28.tar.xz
cd tar-1.28

configure

configureを実行します。


FORCE_UNSAFE_CONFIGURE=1 ./configure \
  --prefix=/usr \
  --bindir=/bin > ../../logs/configurelog.tar 2>&1

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../../logs/configurelog.tar

ビルド

ビルドを実行します。


make

ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

テスト

テストを行います。


make check 2>&1 | tee ../../logs/checklog.tar

テストが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


sed -e '1,/## ------------- ##/d' -e '/^make/d' -e '/^Making/d' ../../logs/checklog.tar | sed -e '1,3d'

以下の結果であれば問題ありません。

172 tests behaved as expected.
16 tests were skipped.

インストール

インストールを行います。


make install

続いて、HTML文書をインストールします。


cd doc
make install-html docdir=/usr/share/doc/tar-1.28
cd ..

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

ソースファイル付属文書のインストール

ソースファイルに付属している文書のインストールを行います。


mkdir -vp /usr/share/doc/tar-1.28
cp -va ABOUT-NLS   /usr/share/doc/tar-1.28
cp -va AUTHORS     /usr/share/doc/tar-1.28
cp -va COPYING     /usr/share/doc/tar-1.28
cp -va ChangeLog   /usr/share/doc/tar-1.28
cp -va ChangeLog.1 /usr/share/doc/tar-1.28
cp -va INSTALL     /usr/share/doc/tar-1.28
cp -va NEWS        /usr/share/doc/tar-1.28
cp -va README      /usr/share/doc/tar-1.28
cp -va THANKS      /usr/share/doc/tar-1.28
cp -va TODO        /usr/share/doc/tar-1.28

後始末

ディスクを圧迫しないよう、ビルド用のディレクトリを削除します。


cd ..
rm -fr tar-1.28

インストールリストの生成

最後に、インストールリストを生成します。


/sources/genpostlist.sh > /dev/null 2>&1
/sources/gendifflist.sh tar

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Tar(Tape ARchives)は、ファイルを書庫化・展開するためのコマンド群です。

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