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libstdc++

  

libstdc++のビルド

libstdc++は、GNUプロジェクトによる標準C++ライブラリです。 C++言語で記述されたソフトウェアの開発・実行に必要とされます

  
libstdc++は、GCCの一部として開発および配布されています。

ソースファイルの展開

ソースファイルを展開します。


cd $MYLINUX/sources
tar xvf gcc-4.9.2.tar.bz2
cd gcc-4.9.2

 
  
libstdc++のソースファイルは、GCCに含まれています。

ビルド用ディレクトリの準備

ビルド用ディレクトリを準備します。


mkdir -vp ../libstdc++-build
cd ../libstdc++-build

 
  
libstdc++では、ソースファイルが置かれているディレクトリでのビルドは推奨されていません。 別にビルド用のディレクトリを用意し、そこでビルドを行うことが推奨されています。

configure

configureを実行します。


../gcc-4.9.2/libstdc++-v3/configure \
  --host=$MYLINUX_TARGET \
  --prefix=/tools \
  --disable-nls \
  --disable-shared \
  --disable-multilib \
  --disable-libstdcxx-pch \
  --disable-libstdcxx-threads \
  --with-gxx-include-dir=/tools/$MYLINUX_TARGET/include/c++/4.9.2 > ../../logs/configurelog.libstdc++ 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../../logs/configurelog.libstdc++

 

ビルド

ビルドを実行します。


make

 

ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

インストール

インストールを行います。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

後始末

ディスクを圧迫しないよう、ビルド用のディレクトリを削除します。


cd ..
rm -fr gcc-4.9.2
rm -fr libstdc++-build

 
  
  

まとめ

libstdc++は、GNUプロジェクトによる標準C++ライブラリです。

 
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