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patch

  

patchのビルド

patchは、差分情報を元にソースファイルを更新するためのコマンドです。 なお、差分情報は、diff コマンドによって生成します。

ビルド・インストール前リストの生成

最初に、ビルド・インストール前リストを生成します。


/sources/genprevlist.sh > /dev/null 2>&1

 

ソースファイルの展開

ソースファイルを展開します。


cd /sources
tar xvf patch-2.7.5.tar.xz
cd patch-2.7.5

 

configure

configureを実行します。


./configure \
  --prefix=/usr > ../../logs/configurelog.patch 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../../logs/configurelog.patch

 

ビルド

ビルドを実行します。


make

 

ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

テスト

テストを行います。


make check 2>&1 | tee ../../logs/checklog.patch

 

テストが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


grep '^#.*:' ../../logs/checklog.patch

 

以下のように、"FAIL" と "ERROR" が 0 (ゼロ) であれば問題ありません

# TOTAL: 39
# PASS:  37
# SKIP:  1
# XFAIL: 1
# FAIL:  0
# XPASS: 0
# ERROR: 0

インストール

インストールを行います。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

ソースファイル付属文書のインストール

ソースファイルに付属している文書のインストールを行います。


mkdir -vp /usr/share/doc/patch-2.7.5
cp -va AUTHORS        /usr/share/doc/patch-2.7.5
cp -va COPYING        /usr/share/doc/patch-2.7.5
cp -va ChangeLog      /usr/share/doc/patch-2.7.5
cp -va ChangeLog-2011 /usr/share/doc/patch-2.7.5
cp -va INSTALL        /usr/share/doc/patch-2.7.5
cp -va NEWS           /usr/share/doc/patch-2.7.5
cp -va README         /usr/share/doc/patch-2.7.5
cp -va TODO           /usr/share/doc/patch-2.7.5

 

後始末

ディスクを圧迫しないよう、ビルド用のディレクトリを削除します。


cd ..
rm -fr patch-2.7.5

 

インストールリストの生成

最後に、インストールリストを生成します。


/sources/genpostlist.sh > /dev/null 2>&1
/sources/gendifflist.sh patch

 
  
  

まとめ

patchは、差分情報を元にソースファイルを更新するためのコマンドです。

 
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