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Tcl

  

Tclのビルド

Tcl(Tool Command Language)は、インタプリタ型のプログラミング言語です。 後の作業でビルドするソフトウェアの一部がテストのためにTclを使用します

ソースファイルの展開

ソースファイルを展開します。


cd $MYLINUX/sources
tar xvf tcl8.6.4-src.tar.gz
cd tcl8.6.4
cd unix

 

configure

configureを実行します。


./configure \
  --prefix=/tools > ../../../logs/configurelog.tcl 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../../../logs/configurelog.tcl

 

ビルド

ビルドを実行します。


make

 

ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

インストール

インストールを行います。


make install

 

続いて、ヘッダファイルをインストールします。


make install-private-headers

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

インストール後の追加作業

インストール後の追加作業を行います。 libtcl8.6.so を書き込み可能に変更します。


chmod -v u+w /tools/lib/libtcl8.6.so

 

libtcl8.6.so を書き込み可能にしているのは、後の作業で不要なシンボルを削除できるようにするためです。

tclsh8.6 に tclsh という名称のシンボリックリンクを与えます。


ln -vsf tclsh8.6 /tools/bin/tclsh

 

Tclshは tclsh というファイル名で呼び出すことが一般的です。 そこで、tclsh8.6 に tclsh という名称のシンボリックリンクを与えています。

後始末

ディスクを圧迫しないよう、ビルド用のディレクトリを削除します。


cd ..
cd ..
rm -fr tcl8.6.4

 
  
  

まとめ

Tcl(Tool Command Language)は、インタプリタ型のプログラミング言語です。

 
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