bzip2は、データの圧縮・伸長のためのコマンドおよびライブラリ群です。 bzip2 コマンド、bunzip2 コマンド、bzcat コマンドなどが含まれます。
最初に、ビルド・インストール前リストを生成します。
/sources/genprevlist.sh > /dev/null 2>&1
ソースファイルを展開します。
cd /sources tar xvf bzip2-1.0.6.tar.gz cd bzip2-1.0.6
展開したソースファイルを修正します。
sed -i -e 's,\(ln -s -f \)$(PREFIX)/bin/,\1,' Makefile sed -i -e 's,(PREFIX)/man,(PREFIX)/share/man,g' Makefile
まず、共有ライブラリ、および共有ライブラリにリンクされた実行ファイル bzip2-shared を生成します。
make clean make -f Makefile-libbz2_so
続いて、各ツールをビルドします。
make clean make
ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。
インストールを行います。
make PREFIX=/usr install
インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。
インストール後の追加作業を行います。 共有ライブラリをインストールし、さらに、実行ファイルをダイナミックリンク版に置き換えます。
cp -va bzip2-shared /bin/bzip2 cp -va libbz2.so* /lib ln -vsf ../../lib/libbz2.so.1.0 /usr/lib/libbz2.so rm -v /usr/bin/bunzip2 rm -v /usr/bin/bzcat rm -v /usr/bin/bzip2 ln -vsf bzip2 /bin/bunzip2 ln -vsf bzip2 /bin/bzcat
bzip2-shared は "make -f Makefile-libbz2_so" を実行したことによって生成されたダイナミックリンク版の実行ファイルです。
ソースファイルに付属している文書のインストールを行います。
mkdir -vp /usr/share/doc/bzip2-1.0.6 cp -va CHANGES /usr/share/doc/bzip2-1.0.6 cp -va LICENSE /usr/share/doc/bzip2-1.0.6 cp -va README /usr/share/doc/bzip2-1.0.6 cp -va README.COMPILATION.PROBLEMS /usr/share/doc/bzip2-1.0.6 cp -va README.XML.STUFF /usr/share/doc/bzip2-1.0.6 cp -va bzip.css /usr/share/doc/bzip2-1.0.6 cp -va bzip2.txt /usr/share/doc/bzip2-1.0.6 cp -va manual.html /usr/share/doc/bzip2-1.0.6 cp -va manual.pdf /usr/share/doc/bzip2-1.0.6 cp -va manual.ps /usr/share/doc/bzip2-1.0.6
最後に、インストールリストを生成します。
/sources/genpostlist.sh > /dev/null 2>&1 /sources/gendifflist.sh bzip2