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Autoconf

  

Autoconfのビルド

Autoconfは、ソースコードをプラットフォームに合わせて調整するシェルスクリプトを生成するためのコマンド群です。 このまでの作業でよく利用した configure コマンドはAutoconfによって生成されたものです。

ビルド・インストール前リストの生成

最初に、ビルド・インストール前リストを生成します。


/sources/genprevlist.sh > /dev/null 2>&1

 

ソースファイルの展開

ソースファイルを展開します。


cd /sources
tar xvf autoconf-2.69.tar.xz
cd autoconf-2.69

 

configure

configureを実行します。


./configure \
  --prefix=/usr > ../../logs/configurelog.autoconf 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../../logs/configurelog.autoconf

 

ビルド

ビルドを実行します。


make

 

ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

テスト

テストを行います。


make check 2>&1 | tee ../../logs/checklog.autoconf

 

テストが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


grep 'FAILED (' ../../logs/checklog.autoconf

 

なお、以下のように1件のエラーが発生しているはずです

501: Libtool                                         FAILED (foreign.at:61)

上記の1件のエラーは、Libtoolのバージョンが 2.4.3 より高い場合には失敗することが知られていますので気にする必要はありません。

インストール

インストールを行います。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

ソースファイル付属文書のインストール

ソースファイルに付属している文書のインストールを行います。


mkdir -vp /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va AUTHORS           /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va BUGS              /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va COPYING           /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va COPYING.EXCEPTION /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va COPYINGv3         /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va ChangeLog         /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va ChangeLog.0       /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va ChangeLog.1       /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va ChangeLog.2       /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va ChangeLog.3       /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va INSTALL           /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va NEWS              /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va README            /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va THANKS            /usr/share/doc/autoconf-2.69
cp -va TODO              /usr/share/doc/autoconf-2.69

 

後始末

ディスクを圧迫しないよう、ビルド用のディレクトリを削除します。


cd ..
rm -fr autoconf-2.69

 

インストールリストの生成

最後に、インストールリストを生成します。


/sources/genpostlist.sh > /dev/null 2>&1
/sources/gendifflist.sh autoconf

 
  
  

まとめ

Autoconfは、ソースコードをプラットフォームに合わせて調整するシェルスクリプトを生成するためのコマンド群です。

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