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Make

  

Makeのビルド

Makeは、ビルド作業を自動化するためのコマンドです。 Makefileの記述に従い、依存関係を考慮したコンパイル・リンク・インストールなどの作業を行います。

  
ソフトウェアのビルドだけではなく、XMLファイルからHTMLファイルを生成するなど、文書の生成にも活躍します。

ソースファイルの展開

ソースファイルを展開します。


cd $MYLINUX/sources
tar xvf make-4.1.tar.bz2
cd make-4.1

 

configure

configureを実行します。


./configure \
  --prefix=/tools \
  --without-guile > ../../logs/configurelog.make 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../../logs/configurelog.make

 

ビルド

ビルドを実行します。


make

 

ビルドが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

インストール

インストールを行います。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

後始末

ディスクを圧迫しないよう、ビルド用のディレクトリを削除します。


cd ..
rm -fr make-4.1

 
  
  

まとめ

Makeは、ビルド作業を自動化するためのコマンドです。

 
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